ジョナ(Jonah)とは、製造業のマネジメントをしている人だったら読んでいない人のほうが珍しいくらいの「ザ・ゴール」という本の中に出てくる登場人物の名です。
ざっとそのジョナという登場人物の人物像を説明をしてみると、、、
- あと3ヶ月で閉鎖させられると決まった工場の工場長である ” アレックス ロゴ ” の大学のむかしの恩師。
- すごく忙しい人で、なかなかつかまらない。
- 物理学の教授だが、なぜか会社経営の指標について素晴らしい知見をもっている。(T I OE だけを見る。)
- こまかいことはあんまり教えてくれない。
- 強烈に急所を突く質問をしてくる。
- どういう意図の質問なのか質問返しすると、すぐに「もう行かなきゃ」と言ってどっか行ってしまう。
- どっか行っちゃうので、ジョナに質問をされた人は「どういうことか」と自分で考えさせられる。
- 工場長のアレックスロゴが意識高い系で、出来るヤツだと見抜いているからジョナはそうしているけど、普通だとそのまま工場潰れるので人を見る目もある。
- 「調子どう?」とジョナが自分から電話をかけてくることもある。(携帯とかない時代)
- 自分から電話をかけてきたくせに、すぐに「もう行かなきゃ」と言って電話を切ってしまう。
という、「聞く」「教えない」「自分で考えてもらう」を基本にした人が、ジョナという人物です。
高額なコンサル料を払って雇った経営コンサルタントがこんな感じだったらすぐにクビになるかも知れませんが、この人物は 始祖ジョナ なのでイケるのかもしれません。
このジョナと同等の役割を果たす人間を作るべく、TOC-ICOという国際機関が 認定ジョナ(Jonah) という資格制度を作っています。
http://www.j-toc.jp/library/expert.html
日本でもTOC-ICOの認定が受けられます。
http://www.goal-consulting.com/seminar/open-training/jonah.html
資格の名前はザ・ゴールに出てきた「ジョナ」なのですが、TOC-ICO認定ジョナが行なうコンサルティングの内容は以下のザ・ゴール2という本で紹介されている「思考プロセス」のほうです。
資格の名前とちょっとチグハグ感がありますが、「思考プロセス」こそが問題解決のために重要なツールで、sekasukuで使用されているツールです。
ザ・ゴール2は小説としてはとても面白く「思考プロセス」のツールの使いかたをざっと見ていくには良い本なのですが、あまりツリーが図解されていないので読みにくいです。
読みやすくなるようにツリーの図解を以下に置いてありますので、ぜひ本を読みながら見てください。
https://sekasuku.com/project/270/
sekasukuは困っているけど問題解決のしかたが分からない、コンサルタントに聞くにしても敷居が高いという人に向けて、プロフェッショナルレベルの思考プロセスを気軽に使えるようにと考えて開発しています。
もちろんジョナの「聞く」「教えない」「自分で考えてもらう」のスタイルです。
どんどん問題を解決していけますようにお手伝いいたしますので、問題解決・悩み相談アプリサイトsekasukuの応援をお願いいたします!
補足:
問題解決支援ソフト・サイト上で悩み相談できるツール|TOC思考プロセスのWebアプリ|sekasuku運営者の嶋田も、認定ジョナになっています。
会社を経営したことがないコンサルタントがけっこう多いなか、sekasuku運営者の嶋田は三菱重工でジェットエンジン部品の生産技術を8年、機械加工の会社の経営を10年経験して、いずれも非常に良い業績をおさめている人間で、超理系、極めて現実的、現場主義的なジョナとなっています。
いきさつは以下を参照くださると幸いです。
http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/451523669.html