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[TOC思考プロセスで検討] 近くの工場を借りるかどうか その6

 

前回からの続きです。

前回の記事はこちら。

[TOC思考プロセスで検討] 近くの工場を借りるかどうか その5

 

sekasukuでのプロジェクトはこちらになります。

前回の記事ではクラウド(雲、対立解消図)の「前提条件(仮定、アサンプション)」まで作りました。

前回記事を書いたときから前提条件のところを仕様変更をしたので見た目が変わりました。
見た目を薄いオレンジっぽくしたのと、灰色マルをクリックしなくても前提条件のボックスが最初から出るようになっています。

 

 

 

さて、「前提条件(仮定、アサンプション)」とは対立構造(ジレンマ)を成り立たせている言い訳のことでした。

上の図で、薄オレンジ色のボックスの中に書かれているものです。

 

そして、前記事の最後のあたりで

 

ところで、理由を読んでみると「イヤまてよ、こうすればどう?」みたいな理由に対するアドバイスのようなものが思い浮かんできませんか?

たとえば、

 

「A10 会社を発展させる」 ためには 「C10 機械設備を増やしていかなければならない」
なぜなら「現在のシマダ機工は「賃加工」というビジネスモデルなので、会社を発展させるためには粗利MQを上げる必要があり、それは設備の数に比例すると考えている」

 

についてですが、「そのビジネスモデルにこだわる必要あるの?そのビジネスモデルは神からさずかった天啓ですか?逆らっちゃだめなんですか?現在のリソースを使って別のことやっても全然良いんじゃないですか?」なんて言っちゃっても良いわけです。

 

このアドバイスのようなものが「インジェクション」です。

 

他にも言いわけに対して「言い訳すんじゃねぇ。こうすりゃ出来るだろ。甘えてんじゃねぇ。」と言いたいところがいっぱいありますよね?

 

と書きましたが、今回はこの「インジェクション」を考えていきます。

インジェクションとは何かと言うと、「Injection = 注射」のことです。

病気の生き物にお医者さんが注射をうつというイメージで付けられた名称です。

「ジレンマに陥っている状況に注射を打って治すために、注射の中身のクスリはどういうものにしましょうか」

というのが「インジェクションを考える」ということです。

 

インジェクションの考えかたは以下のようにしていきます。

 

インジェクションの考えかたの心構え
(前提条件(仮定、アサンプション)の1つ1つに対して以下のように問いかける)

 

この記事で話題になっている工場を借りるか借りないか、の対立解消図(クラウド)の前提条件で例を挙げてみましょう。

 

前提条件(仮定、アサンプション)の1つ目を例にしてみます。

 

「工場を借りると15万円/月の家賃の出費が増える」

 

に対して、以下のようなインジェクションが思いつきます。

 

 

折角でたので、プロジェクトにインジェクションとして書きこんでおきましょう。

 

 

このように、インジェクションはけっこういっぱい出ます。

前提条件(仮定、アサンプション)がいっぱいある場合は、いっぱい考えます。
あとでいっぱいあるインジェクションの中から最も良いものを選び出して、それを「スタートインジェクション」にして問題の解決を図っていきます。

 

次は、インジェクションについてもっと詳しく説明していきます。

 

 

つづく。

 

 

本連載の記事リストは、以下になります。

https://sekasuku.com/press/tag/%E8%BF%91%E3%81%8F%E3%81%AE%E5%B7%A5%E5%A0%B4

 

 

 

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