売掛金の回収までに約2か月かかり、買掛金は1か月で支払うため手もとの資金をたくさん持たなくてはならない。
生産リードタイムが長い場合は大きな金額となる。
資金繰り(キャッシュフロー)を良くして借金を増やさなくてもビジネスを拡大する方法を考えたい。
がん対策推進協議会委員さまが平成19年に作成したものを、著者さまとファシリテータのゴールシステムコンサルティングさまに許可をいただいて転載しています。
ソース:http://www.goal-consulting.com/showcase/gantaisaku.html
がん対策基本法(平成18年法律第98号)成立に伴って、「がん対策推進基本計画」を策定するにあたり患者団体が提出した意見の取りまとめを行った際のワークショップ資料です。
TOC思考プロセスの標準手順を用いてまとめられた提言は桝添厚生労働大臣(当時)に提出され、 がん対策推進基本計画(第1期)<平成19年6月>に活かされました。
【本ワークショップの背景と目的】
がん対策基本法が平成19年4月1日に施行され、がん対策推進協議会が開催された。
がん対策推進基本計画の策定に関する審議が進められているが、各ステークホルダーの主張が中心となり包括的・抜本的議論が不充分となっている。
そのため有志数人が集まり、患者・医療従事者・行政など多様なステークホルダーがウィン・ウィン・ウィンになるためのカギとなる要素を考察する事を目的としてワークショップを開催した。
なお、今回のワークショップでの作業は限られたメンバーで、限られた時間の中で行われたものであり、そのアウトプットも完全なものではないが、このような取り組みは今後とも継続的に行われるべきと思われる。
【現在の活動の場】
https://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/nogizaka/guidance/2018_f/12.html
#12 全国の新しい「医療計画」と「がん計画」を読み解く というコース
音楽プレーヤーを製造販売する会社。
市場にかげりが出てきたため経営コンサルタントの助言を受けて会社組織を独立採算制にした。
製品を統括して顧客に販売する流通マーケティング部門に対して、ディスクプレーヤ工場、アンプ工場、スピーカ工場がそれぞれ販売し、それぞれがコストと利益を管理する仕組みである。
ABC会計基準で見ると、ディスクプレーヤ工場はギリギリ赤字、アンプ工場は少しの利益、スピーカ工場はかなりの利益を上げている。
スピーカー工場の工場長はライバルの音楽プレーヤー製造会社へのスピーカー供給を検討している。
直接人員を増やさないと間接人員を増やすことが出来ない。直接人員を増やすためには機械を増やさないといけない。機械を増やすためには工場を作らないといけない。工場を作るには土地を買わないといけない。土地を買うにはお金がかかる。
ピースフル市民病院のある自然豊かな街に、都会の喧騒を嫌って上流階級の人たちが住み始めた。
上流階級の人たちは市民病院に多額の寄付をおこない優秀な医師も集まり、名声も高くなっていった。
あるとき病院に肝臓移植部門を新規開設しようという話が持ちあがった。
開設費(500万ドル)、運営費(45万ドル/年)は寄付で賄われ、高名な博士がこの部門を運営しても良いと言っている。
この先端医療を受けるために世界中から患者がやってくるため、市民病院を運営する市も発展が見込まれる。
しかし反対する人がいる。地域に元から住んでいる貧しい人々は住民医療が受けづらくなる。
世界中からやってくる大勢の裕福な人達が、手術室や病室や、ベッドを専有してしまうからである。
特に手術室は、現在でも全部門が争奪戦を繰り広げているため、新たな部門が手術室を長時間占有することに、すべての部門長が反対している。
院長は地域の住民たちをとても大切にしている。