TOC思考プロセス
( https://sekasuku.com/press/2017/12/06/285 )
で問題を解決する手法は、このプロジェクトのような手順でロジックツリーを作って解決していきます。
ラベルに書いてある番号の順番通りに進めていくと、TOC思考プロセスの3つの質問に答えていくことになります。
質問1 「何を変えるか」
質問2 「何に変えるか」
質問3 「どのように変えるか」
質問1 「何を変えるか」
1. まずUDEをいくつか列挙する
2~4.そのUDEで3つのクラウドを書く(3クラウド法)
5. 3つのクラウドをまとめたジェネリッククラウドを書き、アサンプションを考える
6. ジェネリッククラウドを90度回転して因果関係のロジックに表現調整する
7.ジェネリッククラウドの各矢印線に書いたアサンプションのうち
最も強いものをANDでつなげる
8.そのツリーのジレンマから中核問題を考える
9.中核問題から現状問題構造ツリーを作り、最初に考えたUDEにすべてつながるかを確認する
10.悪循環(赤ループ)になっているところがあるか確認する
質問2 「何に変えるか」
11.インジェクションはさまざまな視点でたくさん考えて合わせ技にしても良いが、クラウドの対立を成り立たせているそれぞれのアサンプションの背景にある価値観から「つまりこういうこと」というコアアサンプションを決めて「コアインジェクション」を考えるとクリティカルヒットできる
12.コアインジェクションをスタート地点にして未来ツリーを作る
13.インジェクションを実行するとネガティブブランチという副作用が出るので、追加のインジェクションで対策しておく
14.好循環(青ループ)のポジティブループを "設計" しておく
質問3 「どのように変えるか」
15.インジェクションを実行するための中間目的を考えて中間目的マップを作成する
16.中間目的を実行するのにどんな障害が有るかを考えて追加する。これが前提条件ツリーと呼ばれるもの
17.中間目的をどのように達成するかを移行ツリーを作って考える。移行ツリーはすべての中間目的に対して作る。いわば実行計画である。
以上のような手順です。
ザ・ゴール2の書籍を見ると、ツリーの内容が後半のほうは文字で説明されているだけで、ツリーとして描かれていないため非常に読みにくい。
わたしがザ・ゴール2を読んだときにせっかくなのでツリー化しておいたので、公表します。
ザ・ゴール2を読むときなどにお役立てください。